ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉| 感想

2021年12月25日

資産形成の第一歩

投資や資産運用に興味があるけど、何をすればいいのかわからない。

インデックス投資というのが投資初心者におすすめらしいけどなんだかよくわからない。

といった方におすすめなのがこちらの本です。

ランダムウォークとは

「物事の過去の動きから将来の動きや方向性を予測することは不可能である」といった意味で
株式市場においても株価が短期的に上がるか下がるか予測するのは難しいということ。

この前提をベースに、プロが運営するアクティブファンドの多くが市場平均を下回っていることを根拠に「ファンダメンタル分析」と「テクニカル分析」手法を否定しています。

ファンダメンタル分析とは:企業の財務状況や業績をもとにして今後株価がどちらに動くか予測する方法

テクニカル分析とは:株価の過去のチャートから今後株価がどちらに動くかを予測する方法

インデックス投資

そこで、長期に資産を形成するには市場平均に投資することができるインデックス投資信託がおすすめであると。

インデックス投資を始めてみて

この本を読んで僕も実際に証券口座を作ってインデックス投資を初めてみました。

この手法の性質上、資産が急激に増えるようなことはないですが、実際にポジションを取ることによって投資の勉強になっています。

たとえば

・市場の成長に従って自分の資産が増える感覚や、お金がお金を稼いでくれる感覚を経験できる。

・世界のニュースに敏感になる。

・どうゆうニュースが株価に影響があるかわかるようになる。

・一時的に大きく下がっても勝手に戻る(たとえばコロナショック)

コロナショックでは大きく下げ、僕の資産も一時マイナスになりましたが、この本を読んでいたこともあったのと、基本的に長期投資スタンスなので損切などはせず、むしろ買い増しをすることでドルコスト平均法の恩恵を受け、
順調に資産を形成できています。

これからインデックス投資を始めようという方、すでにやっている方。
積立NISAなどで老後資金を形成しようとしている方などにおすすめの一冊です。