ドラッカーのマネジメント【エッセンシャル版】 | 感想
マネジメントの使命とは

世の中には2種類のマネージャーがいる。ドラッカーを読んでいるマネージャーと、読んでいないマネージャーだ。
という訳で、僕がマネジメントのお手本にしているドラッカー先生のマネジメント入門書です。
マネジメントをする立場になり、そもそもマネジメントって何?と思ったときに昔この本を購入していたのを思い出し、本棚から引っ張り出して読んでみたらとっても刺激的で参考になりまくりだったので紹介します。
マネジメントの役割
なにはともあれ定義が必要です。マネジメントには3つの役割があるといいます。
- 自らの組織に特有の使命を果たす。
- 仕事を通じて働く人たちを生かす。
- 自らが社会に与える影響を処理するとともに、社会の問題について貢献する。
この本を読むまではマネジメントって2に関わる事、つまり部下の管理すればいいんでしょ?くらいに考えていましたが、全然足りなかったんですね。
1.自らの組織に特有の使命を果たす
意識高めのメッセージですが、ドラッカー先生のこの感じ、僕は好きです。
マネジメントは、組織に特有の使命、すなわちそれぞれの目的を果たすために存在する、という事。
また、企業の目的は顧客を創造すること、と言っています。
つまり、企業組織において特有の使命とは、顧客を創造することにある。
企業は、すでに欲求が感じられているところへ、その欲求を満足させる手段を提供する。
または欲求そのものを創造し提供することもある。
2.仕事を通じて働く人を生かす
現代社会においては、組織こそ自己実現を図る手段であるので、働く人を生かすことが重要な意味を持つ。
今日、労働人口の中心は肉体労働者から高度な知識労働者へと移った。
あらゆる先進国で、労働人口の多くが、肉体のみを使うのではなく、知識、理論、コンセプトを使って働くようになった。
そして、この知識労働者に働きがいを与え、従業員満足度を上げることも重要。
自らが社会に与える影響を処理するとともに、社会の問題について貢献する。
企業が目指すのは利益だけではなく、その活動が社会へ与える影響にも責任が必要。
CSRとかSDGsとかの話ですかね。
大体こんな感じで、あとは各項目について細かい説明とかがあったり、マネジャーとは、マネジメントの技能、マネジメントの戦略など、参考になる内容がとても多いです。
現在マネジメントに携わっている方、これからマネジメントに関わる方はとても参考になると思います。
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